大阪弁護士会人権擁護委員会
性暴力被害検討プロジェクトチーム(編集)
信山社 2014年2月刊行 2,900円+税
ご購入はこちら>>強姦などの性暴力犯罪では、被害者の証言の信用性が否定されて無罪判決が出されるなど、被害者にとって納得のいかない判決が相次いでいます。
その背景にあるものは何なのか、無罪判決の分析や刑法の性犯罪規定の問題点、司法の運用上の問題点を、ジェンダー平等・人権の視点から、詳しく解き明かしています。カウンセラーや法医学者の論稿、第一線の研究者による諸外国の法制も紹介されています。先進諸国では40年も前からジェンダー平等の法改正が行われてきています。
この本の最後では、日本でいま、求められている性刑法の改革の具体的な方向性を提言しています。性暴力犯罪について徹底的に理解したい方にお勧めです。
当事務所の宮地光子、雪田樹理、髙坂明奈が執筆しています。