池谷孝司(著)
株式会社幻冬社 2014年10月刊行スクールセクハラ(学校で起きる性被害)の被害実態はなかなか表に出ることがありません。ただでさえ性被害は人に相談しにくいものですが、学校の中で起きた場合、加害者と被害者は、大人と子ども、指導する立場とされる立場といった関係性の中、被害を訴えること自体が大きな困難を伴います。しかし、被害者が受ける傷は、その後の人生を左右するほどの大きなものです。本書は、そのようなスクールセクハラが問題となった事例を共同通信記者の著書が追い、ルポルタージュとしてまとめたものです。
紹介されている5事例のうちの2つの事例は、当事務所の弁護士が担当したケースです。