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２０２０年２月２０日、大阪弁護士会より、新型コロナウィルス感染症防止の観点から、２月２２日開催予定の人権フェスタは中止するとの通知がありました。

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私たちの事務所の弁護士は全員が、大阪弁護士会の委員会のひとつである、人権擁護委員会のなかの「両性の平等部会」に所属しています。両性の平等部会では、来る２月２２日（土）、大阪弁護士会館で開催される市民向けイベント「人権フェスタ」の中の小さなスペースを借りて、人が日々の暮らしの中で体験し、感じたことを「語る場」を作ります。題して、「人権アカペラ」。

 

 

 

私は今、こんなことについて怒っています、こんなことあってすごく嬉しいねん、こないだこんなことがあってね、悲しい気持ち、落ち込んでいるんです、最近わたし●●についてこんなふうに思っています、等々、５分程度の持ち時間で、おひとりが主人公となって語り、聴き手の市民の方々が、自分も同じ思いをしたことがあるよ、同じ体験をしたことあるあるとなって、今度は別の人が自分の思いを語り、それを聴いてさらに別の人が触発されて自分の場合はこうよ、と語り手になってもらいます。こうしたプロセスを通して、共感し合い、自分もこの社会とつながっていることを実感できる機会となれば良いなとの思いから企画した初の試みです。

ごくごく狭い個人的なことだと思っていることが、意外とほかの人も同じ思いや体験をしているかもしれません。語り、聴く中で浮かび上がる「人権」の課題を共有し、つながり合い、明日への活力となることを願っています。会場の片隅でささやかに行う予定です。ふらりとお立ち寄りいただければ幸いです。

 

 

 

おおさか人権フェスタでは、このほか、大阪弁護士会の人権活動や取組みをご紹介するための講演会やコンサート、寸劇、映画上映、人権クイズ、活動紹介のブースが出展されます。
「人権賞授賞式」では、人権活動に貢献した市民・団体の中から、当日、受賞者が発表され表彰されます。スタンプラリー、抽選会、もちつき、屋台、バザーなどお楽しみもたくさんありますので、みなさまお誘いあわせの上ご参加ください。

https://www.osakaben.or.jp/event/2020/2020_0222.php

弁護士　有村とく子