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2018年01月16日
平和・人権
有村 とく子

笑いとユーモアを生きる力に  【弁護士 有村 とく子】

市民参加型学会、講師陣も多彩

日本笑い学会(The Japan Society for Laughter and Humor Studies 略称:JSLHS)をご存じでしょうか。この学会は、「笑いとユーモア」に関する総合的研究を行ない、笑いに対する認識を深め、笑いの文化的発展に寄与することを目的として、1994(平成6年)7月9日(泣く日)に設立されました。笑いに強い関心を抱いている人であれば、誰でも参加できる「市民参加型学会」と知り、私も会員になりました。

「『笑いとユーモア』に関する研究は、これまでは、哲学、心理学、文芸学、人類学、医学などの分野で専門的に行なわれてきたが、本学会は、各専門分野を超えて交流を深め、笑いの総合的研究を目指す。」と、この学会のホームページに説明があります。「笑いの講師団」リストもあり、そこから講師を選んで笑いについての講演依頼をすることができます。

講師登録されている方は、医師、大学教員、看護師、臨床心理士、精神福祉士、弁護士、僧侶、放送作家等々職種の幅が広い上、持ちネタ(講演のテーマ)も、「悩みの100%は人間関係!」、「笑いを生活習慣病にしよう」、「ユーモアは老後を救う」、「女性に学ぶ男の生き方」、「元気で長生きPPK(ピンピンコロリ)のコツ」など、ユニークなものがならんでいます。

 

気持ちが沈むとき、笑いが大切

理不尽な目に遭って「笑うしかない。」というときは別として、あまりに悲しいことやつらいこと、不快なこと・腹立たしいこと・不安なことがあるとき、私たちの心は重苦しく、笑えなくなります。天気に晴れ・雨・曇りなどがあるように、人の心模様も、日によって、時間によって、また、ちょっとしたきっかけで変わるものですが、いつまでもマイナスの感情が続くのは、生きる力がしぼんでしまいそうで、精神衛生上よろしくありません。

笑いやユーモアは、人間関係をよくする潤滑油、高齢社会において不可欠な大切なものと言われます。笑いの治療効果についての研究が進み、よく笑うことは健康のもと、ということに医学的な裏付けがなされているそうです。気持ちが沈み、何とか元気になりたいと思っていたときに見つけた本、産婦人科の専門医で日本笑い学会副会長の昇幹夫氏の『笑いは心と脳の処方せん―ユーモアから学ぶ健康学』(リヨン社)に、そういうことが書いてありました。ここには、「生きがい療法」や笑いの治療効果の研究結果や笑いの医学的考察など興味深い話が出てきます。「日本笑い学会」の存在を知ったのもこの本からでした。

頭の中は、きれいなものや、いい話でいっぱいにしたいと思うものの、「平和」や「個人の尊厳」を脅かす動きを見過ごすことは、やはりできません。怒るべきときにはきちんと怒り、行動することも大切です。そんなとき、一緒に行動する仲間との結びつきを大切にする力の源泉になるのは、笑いとユーモアではないでしょうか。

どんなことも笑いに変え、今年もしぶとく生きよう!

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