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2018年01月16日
結婚・離婚DV子ども

リレーエッセイNo.33 「シンママ大阪応援団2年半 やってきたこと、みえてきたもの」   -大阪社会保障推進協議会 事務局長 寺内 順子-

■ 2015年5月「シンママ大阪応援団」サイト立ち上げ

大阪社保協では、2008年の無保険の子ども解消大運動以降、子どもの貧困解決を運動方針の柱としてきました。その中で、子どもの貧困解決のためには貧困なシングルマザーの諸問題に具体的にとりくむことが何よりも必要と判断し、15年5月に「シンママ大阪応援団」サイトを立ち上げました。

「シンママ」、若い人たちがシングルマザーのことをそう呼ぶのだとサイトの作成者から聞きました。若いママたちはネットが唯一の情報源であることから、「シンママ」「大阪」と入れて検索すれば、「シンママ大阪応援団」が出てくるようにこのサイト名にしたのです。

 

■ ママたちの相談内容は、DV、借金、依存症、貧困

15年7月に「相談活動ハンドブック差し上げます」とお知らせに入れた時からぽつぽつとSOSメールが届き始め、現在までに60件の相談をうけています。

年齢は20歳代から50歳代で幅広いのですが、相談内容は酷似しています。離婚原因は夫・パートナーのDV、借金、アルコールやギャンブル依存症。これらはすべて絡み合っていて、全員が貧困。これまでのSOSは全てこれに尽きます。

 

■ シンママ大阪応援団がこの2年半やってきたこと

・16年11月から毎月スペシャルボックスを送付

きっかけはあるシンママさんからのメールでした。「毎月月末の一週間は預金残高が100円単位の端数になるためお金がおろせず、とりあえず子どもたち優先で食べさせていました。私はパスタに塩コショウのみです」。毎月20日を過ぎると生活費にも事欠くママが多いため、食糧支援を毎月するようになりました。

毎月10〜20人のサポーターさんから大阪社保協事務所に食品や商品券、ビール券、図書カードなどが送られてきて、毎回数人のシンママさんが発送作業を受け持ってくれます。送料はシンママ大阪応援団口座へ振り込まれてくる寄付金で賄っています。

・絶対にはずせない生活保護申請同行

安定した生活費確保には生活保護申請が必須です。殆どのシンママさんは生活保護は無理だと思っていますが、お話をお聞きし生活費がないときは、すぐに生活保護申請の準備をします。夫のDV等から親兄弟の元に逃げてきた場合は先に借家を探し、契約の寸前までもっていき、生活保護申請を行い、出来る限り早く決定が出るよう福祉事務所を促します。その上で引っ越しをすれば初期費用や引っ越し費用まで保護費で出るためです。もちろん福祉事務所には必ずシンママ大阪応援団事務局が同行します。

・これまでのサポートや取り組み

シンママさんたちは実家との縁が薄く頼れる人がいない人が殆どです。また、貧困のために様々な楽しい機会に恵まれません。そこで、シンママ大阪応援団では、ママさんたちのニーズを実現するために、SNSなどで呼びかけながらサポートをしています。

七五三・振袖・袴サポート、旅行、ぶどう狩り、お料理レッスン、入学入園お祝金・病気見舞い金・引っ越し諸費用支給など、ママたちが一堂に会する機会づくりをしています。一人ぼっちではないと感じていただき、シンママ大阪応援団が「実家」や「親戚」のような存在であるために。もちろん参加費は無料、交通費も実費弁済しています。この費用もサポーターのみなさんからのカンパで賄っています。

 

■ シンママ大阪応援団が大切にしている3つのこと

私たちが大切にしているのは、①シンママさんの声に耳を傾け、シンママさんがやってほしいこと、やりたいことを実現する、②絶対にママを一人ぼっちにさせない、③ママが幸せなら子どもたちは絶対に幸せ、の3つです。

 

■ みなさんへのお願い

□毎月のスペシャルボックスへのサポートをください。

□シンママ大阪応援団編「シングルマザーを一人ぼっちにしないために」をお読みください。

□シンママ大阪応援団口座へのカンパをぜひお願いします。

ゆうちょ銀行【店名】四〇八【店番】408 普通預金 6238969

名義 シンママ大阪応援団

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