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2004年08月10日
事務所関連
有村 とく子

ごあいさつ 弁護士 有村 とく子

はじめまして、有村とく子です。私は1998(平成10)年4月に弁護士登録をしました。女性や子ども・家族の問題について、より専門的に活動したいとの思いから、この春北大阪総合法律事務所を退所し、4月から女性共同法律事務所で仕事をしています。どうぞよろしくお願いします。

このところ、女性の離婚事件の相談や依頼がますます多くなってきました。離婚に至る事情は、配偶者の暴力をはじめ、不貞、経済的困窮などさまざまです。

女性の場合、結婚し仕事を辞めて家庭に入った場合、離婚という決断をして自活の必要に迫られると、まず就職先を見つけることの難しさに直面します。やっと働き口を見つけ、子どもを保育所に運良く預けられても、小さいうちは熱を出したりなど予想外のことが起き、仕事を休まなくてはなりません。DV(夫の暴力)を原因とする離婚事案では、実家や家族に暴力夫が乗り込んでくることを恐れて、住み慣れた土地から遠く離れて生活することも珍しくなく、シングルマザーが生計を維持しつつ子どもを育てることは、本当に大変です。

他方、結婚生活が長い事案では、再就職はますます厳しく、健康を害している場合はなおさら働きたくとも働けなくなります。配偶者が誠実で経済力もあって、「冬のソナタ」のヨン様みたいに、「別れても心配しないで。君の生活は保障するよ。」と言って実行してくれる例は、希有のことでしょう(そんな人なら離れはしない)。

はじめから離婚するつもりで結婚する人はいないし、結婚を決めるときに、相手が暴力を振るう人かどうかを見分けることはなかなかできません。しかし、いざ問題が起きて離婚という事態になっても、経済的自立が果たせるまでの一定期間、生活費の支援が得られたり、映画や演劇、音楽など文化芸術に触れる機会が保障される等の制度が実現されれば良いですね。これなら、女性は安心して子どもを産み育て、気持ちにゆとりを持ってパートナーとの関係を築いていくことができるでしょう。

こうした夢や希望を大切にし、より豊かな男女共生社会を目指して、これからも活動を続けて生きたいと思います。

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