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ニュースレター

2003年08月20日
平和・人権
乘井 弥生

東住吉えん罪事件にご支援を 弁護士 乘井 弥生

弁護人として関わっている東住吉えん罪事作を多くの方に知っていただき、支援をお願いしたい。

1995年7月22日、大阪市東住吉区の青木惠子さん宅で、家屋内の土間兼車庫(軽自動車駐車中)付近から出火し、家屋がほぼ全焼、入浴中だった青木さんの長女(当時小学6年生)が逃げ遅れて亡くなるという痛ましい事故が発生した。

火災原因を特定できないまま警察は、長女に1500万円の保険金がかけられていたこと、火災発生時、玄関(車庫入り口)の戸は内側から施錠されていたことに着目し、「保険金詐取目的放火殺人」の疑いをもつ。

そして青木さんと当時内縁の夫であった朴龍皓さんが共謀して及んだ犯行だとの予断と偏見を抱いた警察は、放火の物的証拠は全くないまま、同年9月10日早朝、「任意同行」と称して強制的に2人を警察に連行した。

その日2人は、長時間に及ぶ苛酷な取調べを受け、暴力、脅しといった違法取調べにより精神的に追い込まれ、さらに、互いに相手が「自白」したと嘘の事実を突きつけられる。不信と絶望の中、警察の誘導のままに自供。そして、逮捕、起訴された。

2人は一貫して無実を訴えている。また、車からの自然発火の可能性を指摘する技術士意見書も新証拠として提出された。しかし、大阪地裁は、なおも「自白」は信用できるとして、朴さん(99年3月30日)、青木さん(同年5月18日)に対し、それぞれ無期懲役を言い渡した。現在大阪高裁で係属中。2人は今も大阪拘置所で自由を奪われた状態にある。

科学捜査の軽視、自白偏重、自由を奪われた状態での長期に及ぷ裁判等、この事件には日本の刑事裁判が抱える多くの問題が凝縮されている。詳細は「支援する会」のホームページ( http://www.f6.dion.ne.jp/~equity/enzai.htm )を見ていただきたい。

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